心電図検査

 心臓は人間が生きていく上で、もっとも重要な働きをする臓器の一つです。心臓は自ら微弱な電気を生み出し、これを心臓各部に送って、規則正しく動作して血液を全身に送り出しています。この電気信号をグラフ化したものが心電図ですが、心電図検査では心臓がうまく電気信号を作り出せているか、電気信号の伝わり方に異常がないかを知ることができます。心電図検査の歴史はたいへん古いものですが、さまざまな検査手法が開発されている今日でも、心電図は簡便で正確に心臓の状態を知ることができる優秀な検査で、通常はベッドに横たわり安静にして行う検査ですが、必要に応じて運動負荷を与えながら行うこともあります。

 
肺機能検査

 肺は空気中の酸素を取り入れ、血液中から二酸化炭素を取り出し排出しています。この換気機能に障害がないか、また、吸い込むことのできる空気の量(肺活量)などを知ることできる検査が肺機能検査です。主に、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった肺疾患の有無や程度を知ることができ、検査結果は手術の麻酔を行うための重要な情報にもなります。この検査では、あなたの肺年齢を調べることもできます。

※ 肺年齢は肺機能検査結果から簡易的に算出された目安です。